トランプ前大統領が、11月の大統領選挙に改めて強い意欲を示した。3年前の議会乱入事件を巡るものなど4つの刑事事件で起訴されているトランプ氏。先月には、西部コロラド州の最高裁判所が、大統領選挙に向けた州の予備選挙に立候補する死角はないとする判断をし、トランプ氏は上訴している。全米を対象にした世論調査では、各種世論調査の平均でトランプ氏は61.4パーセント、ヘイリー氏は12パーセント、デサンティス氏が10.7パーセント、ラマスワミ氏が4.3パーセント。バイデン大統領は、Xで、今回の大統領選挙は、わたしたちと過激な共和党員が対決するという構図だという。デサンティス氏は、有権者に支持を訴えている。ヘイリー氏は巻き返しを強調。ラマスワミ氏は選挙戦からの撤退を表明し、トランプの支持に回るという。スーパーチューズデーにも当選を確実にする勢いがある。党員集会への投票率は低調だったが、トランプ氏の結束力は揺らいでいなかった。トランプ氏には岩盤支持層がある。ヘイリー氏、デサンティス氏は、今後までトランプ前大統領のライバルになり得る可能性はある。支持者がヘイリー氏に収斂されていく可能性がある。デサンティス氏は、選挙活動のすべてをアイオワ州にささげてきた。第2戦以降はわからない。トランプ氏について、資格はく奪まで踏み込む可能性は少ない。現在の最高裁の判事の構成が、トランプ氏が現職大統領だったときに指名した3人を含めて、保守派が多数派を占めていることが理由だ。4つの裁判は、トランプ氏の支持層を結束させている。トランプ氏に追い風になっている。秋の本選挙に臨むことになれば、無党派層の支持なしに勝利はない。裁判の影響がどちらにふれるのか、余談を許さない状況になっている。
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