- 出演者
- 田中裕二(爆笑問題) 太田光(爆笑問題) デーブ・スペクター 細野敦 杉村太蔵 良原安美 カズレーザー(メイプル超合金) 藤田ニコル 小島健(Aぇ!group) 成田悠輔
オープニング映像が流れた。
兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事を独自取材。今年3月、県の元幹部による告発文をきっかけにおねだり・パワハラ疑惑が浮上。県から懲戒処分を受けた元幹部はその後に死亡した。疑惑を調査する百条委員会が開かれ、告発を公益通報として扱わなかったことにも疑問の声が上がった。百条委員会の結論が出る前の今年9月、県議会で斎藤知事の不信任決議案が全会一致で可決。斎藤知事は出直し選挙への出馬を決めた。立花孝志氏の擁護やSNSなどもあり、応援する人も日増しに増えていき、選挙戦最終日には演説を聞こうと人だかりができていた。選挙の結果、斎藤知事は2位の稲村和美氏に13万票差をつけて勝利した。
斎藤知事は選挙戦の勝因について「県民の皆さまに自分がこれまでやってきたこととこれからやりたいことを伝えさせていただいた。それでご支援と応援の輪が広がったと思っている」などと話した。斎藤知事に不信任案を出した丸尾牧県議は「結果を受けてびっくりしたのが率直なところ。対立しても事は進まないので前へ進めるようやっていきたい。ただその一方で文書問題が存在するので事実かどうかの検証は従来通りやっていきたい」などと話した。斎藤知事は県議・県職員への対応について「大きな民意が示されたので、皆で前を向いてやっていこうという雰囲気になっていただきたい」などと話した。百条委員会については「しっかり対応していきたいと思ってます」などと話した。
月曜日の百条委員会で斎藤知事を応援しているという日本維新の会・増山誠県議が「公益通報者保護法に違反しているかどうかの参考人招致を私の方で求めておりましたが、対応がされないということがございました」と発言。これまで百条委員会では2人の専門家が「県の対応は公益通報者保護法に違反する」と指摘していたが、今回、反対意見も聞くべきだとして新たに2人の弁護士の招致を要求。参考人としてふさわしいか次回議論することとなったが、増山議員は却下され続ければ時間切れになってしまう心配をしているという。一方、百条委員会を巡っては、疑惑などを調査する委員に対し、SNSでの誹謗中傷が相次いでいることが明らかになった。「家族を守るために身を引いた」と百条委員会の1人が県議を辞職。この問題に斎藤知事は「SNSを使っている人は冷静に使っていくことが大事。県の方もSNSに関する条例の検討を去年今年から進めている。国の状況などを見ながらどういったことができるか考えていきたい」と述べた。SNSでの誹謗中傷以外にも、百条委員会・丸尾牧県議は身の危険を感じながら活動していたという。さらに百条委員会・奥谷謙一委員長は立花孝志氏から、うその内容を投稿され、名誉を毀損されたとして刑事告訴しており、立花氏も奥谷委員長を提訴する意向を表明。兵庫県知事選挙戦では前尼崎市長・稲村和美氏はSNS上で「極左、既得権益の代表者のように言われたり…」と誹謗中傷を受けたと訴えた。稲村氏の後援会はデマにより選挙の自由が妨害されたとして、複数のアカウントに対し、公職選挙法違反の疑いで告発状を提出。うその通報で後援会のアカウントが2度凍結されたとして偽計業務妨害罪にあたると訴えている。
再選した兵庫県・斎藤元彦知事を取材し続けたMBS解説委員の大八木友之、サンデージャポンジャーナリストの小日向アツシを紹介。小日向氏が斎藤知事にメディアへの思いについて聞くと「自分の思いとは違うところが報道されたことは残念だが、メディアに対して恨み辛みがなく、うまく一緒にやっていきたい」という。Aぇ!groupリーダーの小島健が質問「県議との協力体制でやっていけるのか?」。大八木氏はそれにたいし、「選挙後1週間、様々な県議の声を聞くと、ずいぶん融和的にはなっている。圧倒的な民意が示されたので、ずっと反斎藤という姿勢を貫き続けるわけにはいかないというところが影響している」。
新たな問題が浮上。斎藤知事が選挙活動中に依頼したPR会社に金銭を支払ってSNSの戦略を練ってもらい、実際の運動もしてもらっていたのではないかという疑いが浮上してきた。実際そうだとすると公職選挙法違反にもなる。斎藤知事がどのような対応をしていくのか、議会の追及も気になるところ。
大八木氏が最も気になっているポイント「なぜ?結論が出ていない中、不信任案を全会一致で決めたのか?」。実際、不信任案を出して知事選に臨むが、百条委員会も第三者委員会も続いていて、パワハラがあったのか、公益通報に当たるのか否か、何ら分からないまま有権者は選択に迫られた。分からない状態をメディアも報じ、有権者はSNSなどの情報を得て投票した。成田氏は陰謀論が支配したという。根拠のないストーリーがでてきてしまって絶望しているとのこと。悪者が出てくると一気に叩き始めると太田さんがいう。SNSが国政を変えることに国民たちが気付いてきたと成田さんはいう。SNSをうまく使うことが重要になり、選挙アドバイザーのしごとが増えてくるだろうとカズレーザーさんがいう。最新の民意が優先されると杉村さんがいう。稲村さんのSNSは止められてしまったという。有権者のリテラシーはできてきていると大八木さんがいう。
百条委員会は今後も「パワハラ疑惑」「公益通報に該当するのか?しないのか?」について話し合われていく。県職員にアンケートも行われていて、10月に百条委員会が公表したものを紹介。職員約9700人を対象に実施。パワハラを目撃(経験)等により実際に知っている解答は140件、実際に知っている人から聞いたまたは人づてに聞いたは2711件。今月19日の斎藤知事のコメントを紹介。メイプル超合金・カズレーザーの発言。TVプロデューサーのデーブスペクターは「かなり伝聞が入ったり、かなりアバウトなアンケート。パワハラ疑惑と、おねだり疑惑を一緒にしたというのは違和感があって、パワハラはれっきとした問題なのに何故一緒にあれもこれも入れたのか?、違和感を持っている人は相当いたと思う、斎藤知事を最初から辞めさせようという最初からあったのではないか?」と発言。斎藤知事を辞めさせようという動きが最初からあったのではないのかとデーブさんはいう。大八木さんは、パワハラを目撃・経験などにより実際にしっているという14件は多い数字だという。百条委員会でも証言がある。録音録画などはまだ出てきていない。
死亡している元県民局長の訴えが公益通報者保護法に当たるのかについて、弁護士・元東京高裁判事・細野敦が時系列にスタジオ解説。3月12日に県民局長が報道機関などに告発文書を送付した。3月27日に斎藤知事は「嘘八百を含めて文書を作って流すのは公務員失格」と発言。4月4日に県民局長が件の公益通報制度を利用し内部通報した。内部通報の犯人探しをしていいのかいけないのか、意見が分かれている。県民局長が亡くなったので裁判の場で判断することがなくなっている。大八木さんは、百条委員会、第三者委員会で結論に注目したいという。公益通報社保護法は、犯人探し、報復はいけないと禁止しているが、刑事罰がない。それは建付け自体が緩くなっていると太田さんがいう。国では法整備を進めようとしている。
百条委員会に参加している県議がSNS上で誹謗中傷を受けている。これに対し、斎藤知事はSNS上の誹謗中傷の拡散を防止するための条例制定を検討する考えを示している。今後、ますます政治家になりたいという人がいなくなってしまうと成田さんがいう。政治家の人たちは、政治やる副産物として人前に出ることになる。ファクトチェックをすべきだとデーブさんがいう。
斎藤知事への指示を「視える化」した。Xのフォロワー数を元にしている。出馬表明の9月末では7万人ほど。投開票前日には18万人超え。Xのリポスト数は、対抗馬の8倍以上。YouTubeの総再生回数は90倍。
”斎藤旋風”を「視える化」した。劣勢の予想を覆し13万票以上の差で圧勝した斎藤元彦知事の出直し選挙。SNS上での斎藤知事をめぐる支持と不支持の言説をまとめたデータを紹介。東京大学の鳥海教授が発表したX上での支持と不支持をまとめたデータを表示。7月9月は不支持の投稿が多かった。不信任が可決された9/19は、支持と不支持は拮抗しはじめた。10月27日には逆転。公開討論会が行われた。立候補者による公開討論会では立花孝志氏が斎藤知事について言及し注目された。その後の告示日では、支持が不支持を上回った。斎藤氏のリプライ数、リポスト数は稲村氏のそれを上回っている。安野貴博さんは、自分の考えと合わない情報がぜんぜん流れてこない状況になっているという。フィルターバブルと呼ばれる状況だ。インターネットの検索履歴から好きなものだけに情報が絞られ、他の情報は遮断される。
ネットコミュニケーション研究所のデータによると、選挙期間中のXの投稿数から、斎藤氏の公式アカウントから30回、応援アカウントから189回。稲村氏が197回。リプライ数の中央値は、斎藤氏が479回、応援アカウントが107回、稲村氏55回。リポスト数の中央値は、斎藤氏3150回、応援アカウントは1000回、稲村氏373回。SNSの反響が大きかった背景として考えられるのは、フィルターバブルというものがあるという。大八木さんは、斎藤知事はたった1人で選挙戦を始めた状況だったので、SNSの活用は陣営も念頭に置いてたが、広がりとしては勝手連的に動画を上げて稼ぎにしてる人たちがどんどん兵庫県に来て動画を撮影し投稿していくことで拡散効果があり、たった1人で逆境に向かって頑張ってる斎藤氏を応援しようというストーリーと共に動画が広がっていくというのを感じていたという。
国民民主党・玉木雄一郎代表にインタビュー。今週金曜日、物価高対策などを盛り込んだ総合経済対策が閣議決定。経済対策には、電気・ガス料金の負担軽減策の再開や、住民税非課税世帯に対し1世帯当たり3万円の給付などが盛り込まれているほか、103万円の壁を引き上げると明記されている。103万円の壁については、本人の課税以上に親の扶養から外れてしまうことの方が負担が大きいと問題視されている。この所得要件についても合わせて引き上げて行こうと考えている。先週、自身の不倫報道を受け謝罪した玉木代表。壁の引き上げ交渉について、「私以外の人はみんな優秀ですから、実際この成果を勝ち取ってきている」などと話した。103万円の壁の争点となっているのは財源について。地方自治体から不安の声。
103万円の壁の引き上げを巡っては、地方の税収が5兆円以上減少し、認可保育所の運営やごみ処理など行政サービスに影響が出るとの指摘も。兵庫県・斎藤知事は「方向性は正しいと思うが、県の財政にとっても市や町にとっても財源に穴があく。こういったところを国が手立てして、地方財政の心配がないようにやっていただくのが大事」と指摘。国民民主・玉木代表は「地方の税収が減った場合に少なくともその75%は交付税で補填する。あるいは臨時財政対策債といって更にそれを補うような仕組みもある。地方財政に迷惑をかけないような形で制度設計していきたい」と述べた。
103万円の壁の引き上げについて成田は「年収の壁は昭和の壁、ぶっ壊すべき。壁を壊しても日本経済は救えない」と指摘。社会保険料や税金など昭和の核家族を前提にした仕組みが多すぎる。色んな控除が混じり合って誰も分からないような状況になっている。これを単純化して今の経済状態に合った数字に変えなければいけない。僕達の収入や手取りとか賃金が持続的に何度も上がっていくような日本経済をどう創るかっていうことが本当の問題。その本当の問題について議論が無くなっちゃって、小さな話ばっかり解決を作り出しているのが今の残念な状況だなと思うとした。
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今週金曜日、ドジャースの大谷翔平がナリーグMVPを受賞。自身3度目の栄光を手にした。史上初リーグをまたいでの2年連続受賞、2年連続満票、通算3度目の満票、指名打者のみの出場。史上初の50本塁打50盗塁達成やホームラン王と打点王に加え、タイトル12冠に輝く圧倒的な活躍だった。今回は真美子夫人がそばに寄り添った。都内では一般紙やスポーツ紙が号外を配布。日本ではコラボジュエリーやフレーム切手セットの発売が発表されたり、ホームラン王記念メダルの発売がスタートした他、雑誌が発売された。大谷翔平51−51ホームランボール3都市撮影ツアーも始まった。通常料金1000円(中学生以下は無料)。2021年、投手として使用したボールに触ることもできる。
昨日国際野球 プレミア12 スパーランドが行われ、日本と台湾が対戦した。
「ベスコングルメ」、「バナナマンのせっかくグルメ!!SP」、「日曜劇場 海に眠るダイヤモンド」、「日曜日の初耳学」の番組宣伝を行った。