世界の伝統料理をレトルトに…開発企業の狙いを取材した。ジョージアの代表的な料理「シュクメルリ」。シュクメルリはニンニクを食べるための料理とも言われるほど独特の味。このシュクメルリのレトルト食品を開発した奈良原さんとジョージアのレジャバ大使はかつてキッコーマンで同僚だった。セルビアやチェコなど8カ国の品を揃え、8万食が売れたという。なじみの薄い料理をどうやって再現しているのか。奈良原さんが専務を務める松原食品は市販のラーメンや焼きそば用に小袋を年に1000品目以上製造している。そのノウハウを外国の料理再現にも活用しているという。シュクメルリの場合、本来入っていない豚の脂を加えて味を香りのバランスを調整したそう。奈良原さんは2025年の関西万博までに20カ国の製品づくりが一つの目標だと語った。
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