酒肴 あおもんでほぼすべての客が頼むのがアジフライ。アジの産地は松浦のアジであった。松浦市はアジの水揚げ高国内1位。松浦産アジは対馬沖の豊富なプランクトンで育ち脂が乗っておいしいと評判である。三陽はアジフライ人気の火付け役。アジを詰め込んだトラックが向かったのは自社加工場。加工場に運ばれた味は内臓などを素早く処理しパン粉などをつけられた味はマイナス45度で急速冷凍された。刺身でも食べられる鮮度を保ち食感や味を損なわないようにする。使うのは長さ20メートルの大型冷蔵装置。加工段階で凍結と解凍を繰り返していた。アジフライの人気が広がりを一役買っているのが松浦市。市をあげてアジフライの聖地とアピールしている。松浦のアジフライはSNSでも話題となっている。博多駅にアジフライの冷凍自動販売機が設置されると珍しさから紹介する動画がSNSに相次いで投稿され人気が九州以外にも広がりをみせた。コストコでは全32店舗で7月27日から順次冷凍アジフライの販売を開始した。また三陽は飲食店の運営にも力をいれる方針で首都圏を中心にアジフライ専門店を出店させたい考えである。