きょうのポイント。木下智夫氏は「(生産者物価指数が)予想よりも上昇したということで、株式市場にも影響し始めているところ。私はアメリカの株式市場はインフレについてこれまで楽観的すぎたのじゃないかと思っている。インフレに波及するのは時間の問題だったと言える。これからインフレによる景気減速というのがよりじわじわ認識されていく」など述べた。ベッセント財務長官が日本の利上げが遅いと言及したことについて深谷幸司氏は「円安是正というのが頭にあるのではないか。日本サイドもこれに乗っかってしまえばと思う。物価高は円安の影響もあるとかんがえる。アベノミクスの副作用というところも大きい。いま政府の退陣のような話もあるが、政策がアベノミクスの方に揺り戻しがあるとリスクがあると感じる」などコメント。パックンは「ボクは1984年のロスオリンピックをよく覚えている。これはオリンピックの歴史を変えた画期的な出来事。76年のモントリオールオリンピックは大赤字で開催地として手を上げる場所がほとんどいなくなった。このときはロサンゼルスとニューヨークだけだった。ロサンゼルスは企業スポンサーを入れよう、放映権を売ろうということをしたことで収益が上がった。黒字がここで生まれてそこからはスポーツ促進のチャリティ企業までできた」など述べた。