農林水産省が発表したスーパーでのコメ平均価格は5キロあたり4233円となり17週連続で上昇となった。母の日のギフトランキングでは去年28位だったお米が5位に急激にランクアップしている。中には9種類のお米の食べ比べセットやお花とお米がセットになったギフトなども。コメの高騰を受けコンビニ各社も様々な商品を投入。ファミリーマートでは海苔をなくすことで20円~60円ほどコストカット、海苔なしおにぎりの売り上げは昨年に比べ4割アップした。セブン-イレブンでは、お米や具材の量を増やし割高感を払拭させる一膳御飯おむすびを展開。ローソンでは価格維持のためコメの量を減らし麺などでボリュームをカバーするお弁当を多く販売している。栃木の農家では茨城の業者が買いに来て1俵4万円で売ってくれという話もあったという。今年の新米はすでに全て契約済みとのこと。JAが農家に前払いするお金は概算金といい、秋の新米価格の指標にもなる。JA全農にいがたは概算金の目安を明らかにした。去年60キロあたり1万7000円だったのが今年は2万3000円と3割引き上げる方針だという。この金額に手数料などを加味するとコメの卸売価格はさらに高くなる可能性があるという。こうした中、米農家の倒産・休廃業は去年89件に達し過去最多となった。今後これまで以上に事業継続を断念する農家が増えるとの見方もあり、値上がりに拍車をかける可能性もある。昨日石破総理は自民党の小野寺政調会長と会談し、コメ価格を下げるなど物価高対策を検討するよう指示した。
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