日本証券業協会が、NISA口座買い付け額が累計56兆円と発表した。街頭インタビューでは「新NISAでは損をしている」「投資信託の方が増える印象。個別株はけっこうマイナス」などの声があった。NISAでもうかったか調査をしたところ53人チュウ36人がもうかったと答え、6人が損をしたと回答。海外株などで運用し投資信託を購入している人が多かった。毎日新聞によると、海外株で運用する投資信託の人気上位5銘柄は4兆円だ。そもそもNISAをを日本が始めた理由は「お金を貯蓄から投資に回してほしい」という狙い。中でも日本企業への投資を促し、経済の好循環を生むことが狙いだったが、その思惑からは外れていることになる。第一生命経済研究所首席エコノミスト・熊野英生氏の解説文。