- 出演者
- 水野真裕美 関口宏 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
オープニング映像。
関口宏の挨拶。
月曜日、岸田総理は防衛費が足りなくなるという問題を問われた。理由は1ドル＝150円近くの円安である。今後5年間で防衛費43兆円の予算を投じるが計画策定時は1ドル＝108円で試算していた。その後、円安の影響を受けて防衛装備品が値上がりしている。大型ヘリは76億円から216億円、イージス・システム搭載艦も2隻で約2000億円値上がりしている。哨戒機や輸送機なども軒並み値上がりしている。減税を掲げながら厳しい財源のやりくりを迫られる岸田総理は派閥の裏金疑惑が追い打ちをかける。
安倍派パーティー券の裏金疑惑は派閥として所属議員に対し1枚2万円の券をノルマ50枚売るようにノルマを課し、議員が60枚販売すると120万円の収入になるがノルマの100万円を派閥の収入とし、超過分を20万円がキックバックされている。20万円のやりとりが派閥側や議員側の収支報告書に記載がなければ裏金となる。安倍派の関係者は長年の慣習で収支報告書に記載しない裏金はあったとしている。専門家は政治がカネで動かされないために透明化が必要で誰からもらったカネかが分からなければ特定の団体や企業からの献金で政策が歪められる可能性があるとしている。寺島さんは政党助成金がなんだったのか、特に岸田政権に問われているのは丁寧に説明であるが、安倍政治から乗り越えようとしているのかがポイントだとした。元村さんはパーティー券を買えないような市民の声を誰が聞くのかとした。三輪さんは聞く力を発揮し支持率をあげたいのであれば政治資金規正法にメスを入れることはできるとした。青木さんは検察関係者に聞くと、年末から年明けにかけて激震が走るという。派閥のトップらが知っていたのであれば刑事責任を問われ、キックバックを受けた故人の議員も刑事責任を追求されるなどと話した。
岸辺のアルバムやふぞろいの林檎たちで知られる山田太一氏が亡くなった。岸辺のアルバムでは実際に起こった東京多摩川の水害をモチーフに中流家庭の崩壊、ふぞろいの林檎たちは学歴社会の若者たちの姿を描き同世代に共感を呼んだ。元村さんは男たちの旅路などを見ていて山田さんの視点を受け取ることができたことがドラマが見られた。倉本聰さんらと同じ世代で戦争体験がある方で視点が変わるなどと話した。
渋谷サクラステージが竣工した。東京都心では麻布台ヒルズが開業するなど超高層ビルの建設ラッシュが続いている。他にも東京ミッドタウン八重洲や東急歌舞伎町タワーが開業している。5年後には東京駅にトーチタワーが開業をはじめた。開業ラッシュで指摘されているのがオフィスの2023年問題である。在宅勤務が増え、需要が減り空室が増える懸念がある。ドバイのブルジュ・ハリファは東京スカイツリーを200m上回っている。現在は中国が24棟と半数を〆ている。ヨーロッパは金融街を中心に300級のビルは存在するが中国やアメリカのほうが大きく、歴史的建造物の景観を大切にする文化がある。旧約聖書にはバベルの塔を建てようとしたという話がある。この塔は未完成の状態で510mある。ブルジュ・ハリファは828mである。
2030年に万博開催地がサウジアラビアのリヤドに決定した。日本では関西・大阪万博のさらなる国の負担が明らかになった。
大阪万博の日本館の建設にかかる費用360億円がさらなる国の負担になることが分かった。会場の警備費、途上国の支援、機運醸成の費用など合わせて約837億円を国が負担することが分かった。日本維新の会の馬場伸幸代表は「これは元々計上されていた予算で会場建設費にスポットが当たり陰に隠れていた」などと話した。初めて明らかになったものではないと強調するが与党からは「全体像をしっかり見せることは重要」などと話した。想定の1．9倍2350億円に会場建設費は膨らんだ。それに加え837億円の費用が明らかになるなど国民負担の全体像は未だ見えてこない。開幕まで500日に迫った会場では大屋根が公開されたが万博の華、独自のパビリオンの着工はゼロとなっている。独自の海外パビリオンについては55カ国が出展を予定しているが、25カ国が工事業者が決まっていない。
大阪関西万博の経費は会場建設費については当初予算の2倍近い2350億円にのぼる見込みで国・自治体・経済界が3分の1ずつ負担することになっている。今回、これとは別に国が負担する837億円が分かった。日本館の建設費用は360億円でパビリオンなどは半年間の万博後に解体予定とのこと。この後、夢洲にはカジノが建設予定となっている。夢洲と市街地を結ぶ延伸工事は88億円、高速道路の建設には最大1600億円を負担することになっていて政府は万博経費の全体像を出来るだけ早く示したいとしている。三輪さんは「会場建設費が当初の2倍近くになっている時点で当初予定どおりにやらなければならないのか理解できない」などと話した。
ドバイで開かれていたCOP28の首脳級会合が2日間の日程を終えた。再生可能エネルギー拡大を協議する一方、2050年までに原発発電容量を世界で3倍に増やすと宣言がまとめられた。宣言には日本を含む有志22カ国が賛同した。気候変動対策に原子力は重要な役割を果たすなどと明記された。環境NGOなどは反発している。元村さんは「COPの中でも脱炭素が最上の目標でそれに向けて原発に注目が集まっているのは事実。また建設までのタイムラグを考慮していない」などと話した。
来季2チーム増やして20チームになるJ1リーグ。今季はJ1から1チーム降格、J2から3チームが昇格する。町田ゼルビアとジュビロ磐田は自動昇格し、残り1枠をかけてトーナメントを勝ち上がった東京ヴェルディと清水エスパルスが激突。この2チームは共通点があり、1993年にスタートしたJリーグ開幕時のオリジナル10と呼ばれているメンバー。東京ヴェルディは、当時ヴェルディ川崎としてカズやラモスを有し日本サッカー界の象徴だった。しかし2008年にJ2に降格してから15年間昇格できず、清水エスパルスも2015年ごろから低迷し今季は史上2度目のJ2だった。後半に森田がハンドを取られ、PKをチアゴ・サンタナが決めエスパルスがリード。アディショナルタイムでヴェルディがPKを取り、染野唯月が決め引き分けに持ち込み、16年ぶりのJ1昇格となった。
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岩崎さんと井口さんは、ヴェルディにあっぱれを上げた。岩崎さんは静岡出身で清水エスパルスを応援していたが、ヴェルディが16年ぶりの昇格に「素晴らしかった」などとコメント。
火曜日にプロ野球のMVPが発表された。セ・リーグMVPは村上頌樹。大卒3年目でプロ初勝利をあげると、そこから10勝し最優秀防御率と新人王も獲得。新人王とMVPの同時受賞は、1980年木田勇、90年野茂英雄以来で史上3人目の快挙。パ・リーグは山本由伸。2年連続ノーヒットノーラン。3年連続投手四冠などし、1978年山田久志、96年イチロー以来で史上3人目の3年連続MVP。ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指し交渉中。
井口さんは村上選手のタイガースの立役者で山本選手は来年米国に渡って活躍を期待したいとした。2017年に山本選手はプロ初登板で井口さんと対戦した。ウインターミーティングで大谷選手の所属がある程度決まるという。昨年はアーロン・ジャッジが残留を決めている。前田健太選手はタイガースと契約した。
ドバイに新たなプロ野球リーグが誕生した。中東と南アジアを拠点とするベースボール・ユナイテッドである。元メジャーリーガーなどを集め、来年の秋からリーグ戦を行う。ドバイで始めての試合ではクリケット場を野球場に変更したドバイ インターナショナルスタジアム。24日の第1戦ではメジャーのスーパースターのバートロ・コロンがマウンドに上った。3イニングで2点を失うが3奪三振を奪った。リーグの目的は南アジアや中東に野球を普及させることで野球が定着していない国の選手を育成することである。ファインプレーやホームランなど野球の魅力溢れる試合でスタンドを湧かせた。
井口さんは野球が中東では盛んではなく、世界スポーツでないためオリンピックでの野球が復活するとした。安樂さんは複数選手へのハラスメント行為の疑いが浮上している問題で先月30日、楽天球団社長が会見を開いた。全選手とチームスタッフ137人にアンケートを実施しハラスメント行為の被害者は約10人、見た、聞いたと答えたのは約40人であることを明らかにした。行為があったのはほぼ事実で球団としては見過ごせない重大な事象とし自由契約とすることを発表した。
競泳のジャパンオープン。男子400m個人メドレーに日本のエース本多灯が出場をした。1度も先頭を譲らずフィニッシュ。自己ベストを更新し優勝した。昨日は東京五輪で銀メダルを獲得した200mバタフライに出場。ここでも身体一つ分の差をつけて圧勝した。女子では成田実生が200m個人メドレーで東京五輪2冠の大橋悠依と対決。一昨日の400m個人メドレーに続き、成田が大橋に勝利した。
本多さんと成田さんの良いところを聞かれ、岩崎さんは「本多さんは五輪でのメダル獲得から着実に力をつけている。2人はほぼ五輪は決まったようなもの。3月に五輪選考会があり、日本水泳連盟が厳しい派遣標準記録を設けているが、2人はクリアできる実力がある。成田さんはアジア大会で弱かったバタフライや背泳ぎを克服してきた。今回の優勝は価値のあるもの」などとした。世界選手権を見ると今年はメダルが2個と過去20年で最も少なかった。この原因について岩崎さんは「選考会と選手権までの間が長すぎるというのもあるが、96年のアトランタ五輪の惨敗から個を重視するよりも『競泳陣』というチームづくりをしていった。所属の垣根を超えて強くなっていった。コロナのせいでチームづくりがうまく出来ていないことも要因にあると思う」などと話した。
パリ五輪選考会を兼ねた卓球の全農CUP。女子決勝に勝ち上がったのは早田ひなと張本智和の妹・張本美和。4ゲーム目までは2ゲームずつ取り合う接戦となったが、その後5、6ゲームを張本が制し、2－4のスコアで張本がエース早田に初勝利。初優勝となった。