NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
トランプ関税を巡り、間もなく2回目の日米交渉が始まる。石破首相は、トヨタ自動車の豊田章男会長と会談した。石破首相と豊田氏は、関税措置による国内自動車産業への影響などについて、意見を交わした。石破首相が、トランプ政権の出方などについて豊田氏に意見を求める場面もあった。自動車関連の投資促進・雇用創出や、双方に利益ある経済関係をどう構築するか等を議論した。一方、日本の赤澤経済再生相とアメリカのベッセント財務長官は、2回目の日米交渉へ。トランプ大統領の参加した1回目の交渉から、約2週間ぶりとなる。今回は、閣僚間でのみ行われる見通し。赤澤経済再生相は日本時間のおととい、アメリカ・ワシントン近郊で「やるべき交渉をやりたい」等と話した。一方、トランプ大統領は「私は急いでいない」等とコメントしている。赤澤経済再生相は、“一連の関税措置で、自動車を始めとした日本の国内産業に影響が出始めている”として、見直しを強く求める方針。さらに、“日本からの投資促進は米経済にもメリット”として、折り合える接点を探りたい考え。自動車・農産物等の輸入拡大については、アメリカ側の出方を見極めながら、日本側の考え方を説明する構え。トランプ大統領が貿易赤字の解消を求める中、具体的に議論する分野を絞り込めるかが焦点となる。