国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
前ミャンマー人権状況担当、国連 特別報告者のトム・アンドリュースは、ミャンマーは忘れられた危機だなどとコメント。人権が残忍に踏みにじられ、人々は先の見通せない状況に取り残されたままだなどと指摘。アンドリュースは任期中、軍が医療施設や学校、宗教施設を攻撃したなどとして国連に20の報告書を提出。現地の人にオンラインで話を聞いたり、周辺国に逃れたミャンマー人に接触したりするなどして現地の情報を収集してきた。報告書では軍所有の企業などに制裁を科すよう繰り返し勧告。しかし国際社会が結束力を弱める中、勧告の影響は限定的だったと感じている。今年3月、ミャンマーについて報告する最後の国連人権理事会に臨んだアンドリュースはミャンマーと国際社会への懸念を訴えた。国連人権理事会は、軍による暴力の継続的な行使と紛争のさらなる激化に深い懸念を表明するとする決議案を採択。これに対し軍側は内政干渉だと反論し、強く拒否すると表明。先月には議会で大統領を選ぶ投票が行われ、軍トップだったミン・アウン・フライン前司令官が選出。アンドリュースは、人権侵害から目をそらしてはならないと警鐘を鳴らし続けている。
