ニュースウオッチ9 (ニュース)
食品ロスをなくしたい事業者と消費者とをつなぐアプリを導入する店舗も出ている。神奈川・横浜市の洋菓子店は、ケーキや焼き菓子などを販売。中には賞味期限が近づいている商品も。こうした商品を、安い価格をつけてアプリに登録。多くの消費者に食品ロスからのレスキューを呼びかけられる仕組み。店では、アプリに登録する際、通常の2割〜3割程度値引き。洋菓子店・奥田勝オーナーは「自分の作ったものを自分の手で捨てなきゃいけないのはとてもつらい。こういう試みは非常にありがたい」と語った。さらにアプリを運営する会社では、来週から鉄道会社と連携した新たな取り組みも。アプリの運営会社・篠田沙織取締役は「駅のロッカーで簡単に荷物の受け取りができる仕組みのサービスをスタート」と語った。配達員が電車を使って、店舗で受け取った商品を駅のロッカーにしまう。利用者は、アプリを使ってロッカーを解錠。来店の必要がないため、閉店後でも商品を受け取ることができる。やむをえず持ち帰る場合も、食中毒のリスクを理解したうえで取り扱うなど、消費者一人一人の心がけが大事になりそう。