“浜営業”で新商品生み出す 受け継がれる「現場種技」

2026年1月29日放送 23:56 - 0:02 テレビ東京
カンブリア宮殿 カンブリア宮殿 世界の海で活躍!「船」を支える企業

石川県能登町で定置網漁を営む中田さん。古野電気が開発した漁視ネットという商品は、超音場センサーや、通信デバイスなどを搭載していて、ネット回線を通じて定置網の中にどんな魚がどれだけ入っているのかが地上にいながらわかるというもの。開発にも中田さんも関わっていて、携帯でもその映像が見れるようにしたいと要望したという。古野電気はこうした現場の声を組み上げて商品開発を行っている。古野電気の社長の古野幸男は1948年に生まれた。一橋大学を卒業後に繊維メーカーの帝人に入社し、営業職に。7年後に、古野電気の創業者の次女と結婚し1984年に古野電気に入社した。しかし異業種からきた古野にすぐにできる仕事はなかったという。そこで資料室にこもり、あらゆる本を読み漁ったという。役に立ったのは有価証券報告書。過去20年分を読み込んで、3年がかりで仕事の全体像を把握した。しかし1990年代に入ると国内の漁獲量が現象傾向に。漁師が船舶機器を買い控えたことから、当時漁業用メインだった古野電気の経営は逼迫していった。93年には上場以来初の赤字に。底で目をつけたのは当時造船ラッシュで湧いていたタンカーや貨物船などの商船市場。商船の航行やレーダー機器などを一括管理を開発し売り込みをかけるとこれがあたり、業績は回復した。こうした実績などを積んで古野は社頭に就任しその年には過去最高売上を達成した。古野電気には創業時から大切にしている言葉があるという。現場種技と掲げていたが、現場にいろいろな技術や商品のアイディアの種があるとお客のところに行けば初めていい商品が生まれるというもの。
千葉県銚子市の古野電気の銚子営業所。営業担当に電話が入ったが相手は漁師で、新しく設置した機械の設定を頼まれたという。古野電気は全国に200以上の営業拠点を持っていて、商品の販売から購入後のアフターサービスまで各営業所の担当が行っている。着いたのは船形漁港。


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