列島ニュース (松山局 昼のニュース)
事件の容疑者が県境を超えて逃走したことを想定した愛媛県警と広島県警の合同訓練がきょう今治市の大三島などで行われた。きょうの訓練には、愛媛県警と広島県警の警察官、あわせて約30人が参加した。訓練は、今治市大三島町の郵便局に刃物を持った強盗が押し入り、現金を奪って車で逃走したという想定で行われた。通報を受けた警察が緊急配備を敷き、現場近くのインターチェンジに検問を設置するが、容疑者が乗った車は検問を突破して広島県尾道市方面に逃走した。その後、愛媛県警と広島県警が逃走した車の情報を無線でやり取りしながら挟み撃ちで追跡し、現場から約10キロ離れた尾道市内の海岸で容疑者の身柄を確保した。警察によると、ことし8月以降、首都圏を中心に闇バイトによる凶悪な広域事件が相次いでいることから、愛媛県警でもこうした事件の対策に力を入れているという。