国際報道 Human@globe
聴覚障害があるアスリートが参加するデフリンピックは今年11月、日本で初開催。前回のデフリンピック陸上男子100mの金メダリスト佐々木琢磨さんはスタートランプを世界に普及させた第一人者。今年2月、佐々木琢磨さんはドミニカ共和国で現地の聴覚支援学校の競技会に参加。スタートランプを日本から持ち込み子どもたちに実際に使ってもらうのが狙い。中学で陸上を始め耳が聞こえないことでスタートに苦労していた。大学の時に出会ったのがスタートランプ。ろう学校で陸上部を指導をしていた竹見さんが開発。完成品は極限まで薄くし側面も光らせて審判が確認できる。しかし関係者の理解をなかなか得ることが出来ず佐々木さんは知ってもらうため普及に努めた。前回のデフリンピックでは日本のスタートランプを初めて全面的に採用。世界のデフアスリートからこのランプを自国にも導入したいという声が上がっている。佐々木琢磨さんは「ランプを見て走ることは楽しいと思ってほしい」などとコメント。