サンデースポーツ (スポーツニュース)
円盤投げの日本記録保持者・湯上剛輝。陸上世界選手権への出場を目指している。聴覚障害があり、普段は人工内耳と読唇でコミュニケーションを取る。投てきの際は集中するため人工内耳を外す。2018年に日本選手権で優勝し、今年4月に日本新記録をマーク。先天性の難聴で、幼い頃から補聴器をつけてスポーツに打ち込んだ。しかし小学6年で人工内耳の手術を受けるとスポーツが制限されるように。たどり着いたのが円盤投げ。健聴者と一緒に過ごす中で、自分に障害があることを突きつけられた。初めて出場したデフリンピックが転機に。自分にしかできない役割は何か考えるようになった。日本選手権では参加標準記録に及ばなかったが、自らの可能性を信じ、挑み続ける。