NHKニュース7 (ニュース)
トランプ大統領は関税措置によって譲歩を引き出そうとするなか、中国政府は対抗措置として、アメリカからの輸入品に追加関税を課すと発表。石炭やLNG液化天然ガスに対し15%、原油や農業用の機械、排気量の大きい自動車に10%を課すなどとしている。さらに中国はWTOのルールに違反していると提訴したと発表。下村直人氏は「中国経済が減速するなか、貿易戦争の激化は回避したい思惑がある」と分析する。アメリカが中国製品に一律で追加関税を課すのに対し、中国は今回、関税の引き上げの対象を一部の製品に限定している。さらにメキシコとカナダへの関税措置は1か月間停止となった。トランプ大統領はドイツが加盟するEUにも追加関税を検討する考えを示している。石破総理大臣は、あさってから訪米し、トランプ大統領と初めての日米首脳会談に臨む。