イット! (ニュース)
小雨の降るあいにくな天気の中、行列の先にはドーナツ屋。50代の人は「前回食べたときにおいしかったので、また買いに来ました」と話す。“第5次ブーム”とも言われるドーナツ市場への参入を決めたセブン−イレブンが、お店で揚げたドーナツの販売を始めた。きょうから1都2県(東京・埼玉・千葉)で販売が始まったセブン−イレブンの“レジ横ドーナツ”。2017年以来のリベンジ販売に、街の人は「イートインとかでコーヒーと一緒に食べるのならいいかもしれない」「お昼にちょっと糖分が欲しくなったら、あるのはありがたい。買いやすいと思います。おいしいし最近のコンビニスイーツ」「セブンの店頭に並んでいるの、おいしいじゃないですか、カレーパンも。結構、興味あります」と話す。2021年に1000億円市場となったドーナツは、ブームの真っ只中。一方で、市場の8割は大手チェーン店のミスタードーナツが占めているとされる“一強状態”となっている。一度は撤退し“ミスった”ドーナツとも揶揄されたセブン−イレブンのドーナツ。今回、揚げたてドーナツでリベンジなるか?専門家の消費経済アナリスト・渡辺広明さんは「前回に関しては、やはり出来たてじゃなかったというところがドーナツ専門店に劣った。出来たてというものを、この頃、お客さまが求めている。なので揚げたてドーナツは非常にニーズに一致しているんじゃないか。今回のコンビニドーナツは、すごく買いやすい価格になっているのもヒットにつながる理由になる」と話す。セブン−イレブンは「揚げたてカレーパンを検討し始め頃から諦めずにやってきた。カレーパンのインフラを活用することで以前よりおいしいものが作れる」としている。