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中国の大学入試は人生を左右する世界一過酷な一発勝負。受験科目は国語・数学・外国語・選択3科目でマークシート+記述。中国では有名校は公立大学が大変で高得点をとれば高学歴への道が開ける。清華大学・北京大学の2024年の入学者数は合わせても約7700人で、単純計算今年の受験生1335万人の0.05%程度しか入学できない。
中国では近年電子機器を用いた試験のカンニングが行われている。試験会場に入るには広東省の場合3回探知機で調べる。また、無線電波の検出も強化している。江西省の場合AIによるリアルタイム監視を導入。組織的に不正行為を行った場合最高7年の懲役刑。
高考の受験者数は8年ぶりに減少した。理由は中国経済の低迷。東大の中国人留学生は10年前の2.8倍で全学生の12%。日本政府も留学生受け入れ拡大を掲げている。
中国のSNSにはお金を払えば日本の有名大学への入学をあっせんすると謳う不正業者の投稿がある。早稲田大学は入学試験の問題や答えを事前に業者に渡すことは一切ないとコメント。
TOEICの受験会場で他人の氏名を記載した偽の予備受験票を提示した有印私文書偽造などの疑いで男が逮捕された。中国業者は「彼は一生困らないほどの報酬を得たと思う」と話した。先月の試験で男と同じ住所で43人が受験を申し込んでいた。男は郵便番号によって同じ会場が割り当てられる仕組みを悪用したとみられる。今回の事件を受け業者はしばらく替え玉受験の業務は中止。