”生みの親”調査に自筆手紙 綴った背景 複雑な思いとは

2025年9月12日放送 16:43 - 16:48 TBS
Nスタ (ニュース)

江蔵智さん(67)は、1958年4月、都立墨田産院で生まれた直後、別の赤ちゃんと取り違えられた。発覚は約20年前。江蔵智さんは。真実を知りたい、父母のヒストリーを聞きたい、そこにつきますね、などと話す。産院を運営していた東京都に賠償を求めた裁判では取り違えの事実が認められたが、東京都は調査への協力を拒否。そのため江蔵さんは生みの親を捜すよう求めて都を提訴し、東京地裁は都に調査を命じる判決を言い渡した。東京都は墨田区から戸籍情報の提供を受け、同じ1958年4月に出生届が出された男性が少なくとも113人と割り出した。先週、113人と親のうち住所が判明した人に調査協力の依頼文書を発送開始した。江蔵さんは「調査をしたけれども相手の方が名乗る出ることを拒んでいますとか 相手の方がいるわけですから」などと語る。江蔵さんは少しでも自分の気持ちを伝えたいと都の送る文書に自筆の手紙を同封することにした。 育ての母・チヨ子さんにも本当は自分とは別に実の子がいるため、江蔵さんは「母は自分のお腹を痛めて生んだ子が今どうなっているのかを見届けたい」などと記した。現在、チヨ子さんは92歳で認知症が進み、最近は体調も思わしくない。取り違えから67年、発覚から20年。江蔵さんは「手紙を受け取った相手の方に私の気持ちを分かっていただいて協力していただければ幸いです ただそれを願うしだけしか出来ませんので」などと思いを語っていた。


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東京都認知症墨田区東京都立墨田産院江蔵チヨ子

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