報道ステーション (ニュース)
選択的夫婦別姓の可否は長年の懸案となっているが、国会で28年ぶりの法案の審議入りとなった。審議入りしたのは、立憲民主党・国民民主党・日本維新の会の3つの野党が別々に提出した法案。このうち立憲と国民の案は選択的夫婦別姓に向けたもので、立憲の野田代表は「国民の案も根幹は変わらない」と調整に前向き。立憲は法務委員長のポストを獲得しており、この国会で採決に持ち込みたいと意欲を示している。2党の案に違いはほとんどないが、一本化のハードルは高いという。立憲は歩み寄りの姿勢を見せているが、国民は保守層の反発が根強く党内の意見集約も苦労していた。法務委員会の委員数は35人で、過半数は18人。与党側は16人で、政治部野党キャップの村上祐子は「与党側の“大量造反”でもない限り、法案成立は見込めない状況」としている。大越キャスターは「議員一人一人の良心に従って議論、裁決を行うことを考えていい時期なのかもしれない」などとコメントした。