「もっと知って」 応援を力に

2025年1月20日放送 16:20 - 16:31 日本テレビ
news every. (特集)

障がいがあるアスリートの中で耳の聞こえない人が取り組む競技はデフスポーツと呼ばれている。今年の11月、デフスポーツのオリンピックとも言える「デフリンピック」が東京で初めて開催される。聴覚障害者の「デフ陸上」で400mハードル日本記録を所持している高田裕士さん(感音性難聴)を取材。高田さんは「聴覚障害者のスポーツをもっと知ってもらいたい」という思いがある。
去年9月、山梨県の小学校を訪れた高田選手。迎えてくれたのは健常者である小学生と近くのろう学校に通う児童たち。「アスリーチ」はアスリートが全国の学校を訪問して授業を行うスポーツ庁の事業。高田さんは生まれつき耳がほぼ聞こえない感音性難聴。高校までプロ野球選手を目指していたが、肩の怪我で断念。大学で陸上を始め、12年前にハードルに転向するとその年のデフリンピックに出場。400mハードルで日本記録を樹立した。デフリンピックに4大会連続で出場。現在はプロの選手として活動をしながら、ろう学校で陸上部の指導をしている。妻・千明さんは走り幅跳びのパラアスリートで、2017年世界パラ陸上選手権で銀メダルを獲得。千明さんは高田さんの手話を見ることができない。高田さんは幼少期に母親から訓練を受け、日常会話レベルの話し言葉を身につけた。それで千明さんとコミュニケーションをとっている。健常者の息子・諭樹さんが2人の会話をサポートする。デフの選手とパラの選手の練習環境には大きな差がある。高田さんは練習場の予約やハードルの設置を1人で行っている。専属のコーチもいないため、タイムを向上させる方法を自分で考えなくてはならない。左のシューズには家族からのメッセージが書いてある。右のシューズには指導しているろう学校の生徒たちからの応援のメッセージが。去年11月と12月のデフ陸上日本選手権。この秋開催される東京デフリンピックと同じ会場で行われ、日本代表の選考レースの一つ。高田さんは2種目に出場。110mハードルでは優勝、400mハードルは2位。4月か5月に予定されている日本代表選考会に向けて冬季練習を頑張りたいという。諭樹さんは金メダルを持って帰ってきてほしい、千明さんは若い選手を抑えて40歳の力を見せてほしいと話した。


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