Nスタ きょうのイチメン
一般のドライバーが自家用車をつかって有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」導入の議論が本格化している。大阪・富田林市の金剛バスは平日で1日平均2600人の地域住民らが利用しているが、12月で運行を終了することとなった。理由は運転手不足で、現在17人だが全ての路線で運行を続けるには倍以上の運転手が必要となっている。金剛自動車の白江暢孝代表取締役は、「もう限界です」などとコメントした。観光地では外国人観光客の増加も加わり、タクシーが不足する事態となっている。ライドシェアを巡っては菅義偉前総理や河野デジタル大臣などが前向きな考えを表明し、岸田総理も明後日から始まる臨時国会の所信表明演説でライドシェア導入の検討を表明するとのこと。一方で自民党内では安全性の確保に課題があると慎重な意見が出されている。政府はさきほど「タクシー不足に対応する緊急対策パッケージ」を打ち出したが、「ドライバーを増やす方が重要」などの意見もでており、大きな議論となるとみられている。