モーサテ (ニュース)
剱崎さんは27日に発表される個人消費支出物価指数について「8月のコアCPEデフレーターは3か月連続で前月比0.2%の上昇を予想している。一般的にコアCPEデフレーターは消費者物価指数と生産者物価指数を利用して計算される。8月のコアCPEが前月比0.2%の上昇の後で0.3%の上昇と若干上がる。8月のPPIも7月の0.2%低下の後0.3%上昇となり、両者ともに市場予想を上回ることとなる。ただ、コアPCEデフレーターの中でCPIを利用している項目、PPIを利用している項目を全て合成してコアPCEデフレーターに対する前月比に対するCPIからの寄与度とPPIの寄与度を計算すると、8月のCPIからの寄与度は7月のプラス0.11%ポイントの後プラス0.13と僅かな上昇で、8月は実は寄与度は3が月連続でプラス0.03と何も変わらないとなる。それぞれ7月からの大きな変化はないということになる。4か月連続でコアPCEデフレーターの前月比は2%のインフレ率と整合的な0.2%以下となり、インフレ率は当面利下げの足かせにはなりにくい」などと話した。