モーサテ ビジネス書 ヒットの背景
『世界の一流は「休日」に何をしているのか』の著者は元マイクロソフト役員でビル・ゲイツと一緒に仕事したこともある越川慎司氏。紀伊国屋書店新宿本店ではビジネスパーソン向けの健康管理や休み方についての本が増えている。『世界の一流は「休日」に何をしているのか』が売れる理由はキャッチーなタイトルと、実践しやすいところが読者にとって手に取りやすいところだという。越川氏は「働く時間以外を正しく過ごすことが重要と8年間の研究で分かった」「人員が減るのを防ぐために健康経営がクローズアップされている」と話す。2017年にクロスリーバ社を設立し、週休3日制や週30時間労働を導入。815社の働き方改革を支援し8年間増益を継続中。ヒットの背景その1「実体験から見つけたニーズに応えたこと」。成功企業は挑戦をしない、実験で試行錯誤を繰り返すことが大切だという。ヒットの背景その2「働き方についての新しい考え方を提案したこと」。私生活と仕事は一体のものとして、私生活が充実すると仕事でも成果が上がると考える。ワークライフハーモニー実現のため「休日に1日7分」などすぐに実践できる具体的な方法も盛り込まれている。「やめること」を決めるというのがこの本の大きなテーマだという。