歴史探偵 (歴史探偵)
前田利長は戦場では1mを超える兜をかぶっていた他、瓜をくれた農民に感謝の書状をしたためるなど筆まめで、細やかな配慮が行き届いていたという。父の利家が亡くなると、五大老の1人に昇進。徳川家康との関係が悪化すると、家臣を何度も送って釈明させたり、要求に応じて母親を人質として江戸に送るなど敵意が無いことを示した。利長は関係修復に成功し、関ヶ原の戦いでは家康に味方する。本戦には参加していないものの、家康に先んじて西軍との戦いを始めていた。家康は高く評価し、戦後、前田家は20万石を加増されて加賀百万石に。