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高騰が続くコメ。農林水産大臣が政府備蓄米の放出の可能性について初めて言及。江藤農水大臣は会見で「新米が出てくれば市場が落ち着くという見通しを農林水産省はもっていたがことしに入っても高い状況が続くのではという予測がある」と述べ、備蓄米の放出に向けて条件付きで放出できる仕組みについて「今月末の食糧部会で議論する」と明かした。なぜコメの高騰が続いているのか。コメはあっても集荷競争などの影響で集荷業者の在庫が少なくなり、それ以外のところで高値で取引。備蓄米は災害時など緊急の場合に放出される仕組みのためコメの流通不足を理由での放出にはルール作りが必要。経済部・横山純子記者が解説。昨年、コメの生産量自体は18万トン増加しているが、集荷業者の在庫は17万トン不足している。この合計35万トンは農家が消費していたり業者が生産者から直接購入している可能性があるという。備蓄米が放出されれば健全でない価格での販売は押さえられることが考えられる。