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先月の米の相対取引価格は前の年の同じ月より60%上昇し、2006年の調査開始以降、4か月連続で最高値を更新している。江藤農林水産大臣はきょう、備蓄米の活用を検討する考えを示した。具体的には米の流通が滞っていると判断される場合には、国が集荷業者に備蓄米の一部を売り渡し、市場への供給量を増やすことを検討しているという。売り渡した米は流通が安定したあと国が同じ量を買い戻す考えだということで、農林水産省はこうした方法が可能かどうか議論を進めることにしている。法律に従って国が米を備蓄する備蓄米の活用は米の生産が大幅に減ったときなど限定的だったが、そのあり方が変わる可能性が出ている。