サンデーモーニング (一週間のニュース)
3月6日(木)、アメリカ・トランプ大統領は、日米安全保障条約について「日本と興味深い取り決めがある。アメリカは日本を守らなくてはならないが、日本は我々を守らなくていい。そうした中で経済的に日本は大儲けしている。いったい誰がこんな取り引きを結んだんだ」と不満を述べた。石破総理は「日本はアメリカを守る義務はない、それはそうだ。日本はアメリカに基地を提供する義務を負っていますよね。一方的にアメリカは日本を守り、日本は一歩的に守ってもらっていると、そういう関係だけではない」と国会で発言。3日には、日本に対して「日本の円であれ、中国の人民元であれ、彼らが通貨を切り下げると、アメリカに非常に不公平をもたらす」と別の不満も。「円安誘導している」などと日本を名指しで批判し、追加関税の可能性を示唆している。トランプ大統領の脅迫外交の矛先が日本にも向けられていることについて、松原耕二さんは「プラザ合意のように日本とかヨーロッパを巻き込んでドル高を是正していこうじゃないかという枠組みをトランプ政権は創ろうとしているのではないか。現実的には難しだろうという声があるとともに、トランプ政権内にもドル高は大事だという声もある。日米安保の不満については独自の安保政策を考える機会にすべきではないか」等とコメント。