大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
千葉県のローカル鉄道・銚子電鉄だが、路線名の愛称を初めてつけることがわかった。ネーミングには銚子電鉄が再び直面する実情が関係している。銚子電鉄が新年度を迎え初めて愛称をつけることになったと発表。それが「犬吠崖っぷちライン」。銚子電鉄・竹本勝紀社長に話を聞いた。ネーミングを担当したのは運転手・西上逸揮さんと車掌・馬上レミさん。西上さんは「銚子市は“屏風ヶ浦”という景勝地がある。観光地のPRをしたい思いが1つと、鉄道会社の路線名愛称なので○○ラインとかっこいいなと」と語った。ぬれ煎餅など食品製造販売の収益により2021年度以降黒字が続いた銚子電鉄だが、なぜ今あえて崖っぷちというネーミングにしたのか。竹本社長は「水道、光熱費、包材、煎餅の生地の価格、人件費などのコスト増を起因とする赤字が避けられない状況」と語った。赤字が予想される中、「犬吠崖っぷちライン」という愛称でピンチをチャンスに変えようという。
千葉県のローカル鉄道・銚子電鉄の崖っぷちプロジェクトの第1弾が今年、メジャーデビューを果たした千葉県出身の歌手・永江理奈とのコラボ。趣味は登山という永江のデビュー曲が「崖っぷち」だ。銚子電鉄のYouTubeチャンネルとコラボし今後、駅の広場でライブなどを行う予定。永江は「銚子電鉄が私のデビュー曲を“崖っぷち”検索で見つけてくれ、連絡をもらった。銚子電鉄のみなさんがいろいろな案を出してくれる。本当に鉄道会社なのか、エンタメ性がすごい。尊敬の心でいっぱい」と語った。銚子電鉄・竹本勝紀社長は「曲のタイトルは“崖っぷち”だが、決して悲観的な曲ではない。逆に“世の中を元気に”というとおこがましいが、“日本全国がけっぷち音頭”みたいないなったらいい」と語った。