ひるおび (ニュース)
渡海前政調会長らベテラン議員6人は前倒し実施の意向確認は党の分断を助長する恐れがあると懸念し、8日以前に総理自らが辞任し総裁選実施を決めるべきとの意見で一致した。石破総理が辞任しない場合は6人中5人が総裁選前倒しを求める意向を示していたという。田崎氏によると、石破総理の盟友に近い関係だった時期がある浜田靖一さんもこの6人に加わる予定だった。また、渡海氏はこれの前にも総理に会いに行き自主的退陣を求めていたという。5日の日米間税交渉の共同文書に署名したあとも続投の意思を示し、新たな経済対策を秋に策定すると表明していた石破総理。党四役が辞意を表明し、現役閣僚が前倒しを要求していた。
これまでの流れ。おととい菅副総裁と小泉農林水産大臣が石破総理の元を尋ねた。この時、菅氏からは党の亀裂は避けるべきと言われたと石破総理が明かしている。田崎氏によると、先週の金曜、菅氏が石破総理に電話して自主退陣を促したが、党内に疑心暗鬼が広がったため、おととい小泉氏が菅氏に電話して「石破さんに言葉を届けられるのは菅さんしかいない。電話でなく会って頂いた方が…」と話したという。その日の午後三者会談が実現した。昨日午後2時ごろ、岩屋外務大臣らが内緒で総理公邸を訪れて石破総理に続投を求めたが、夕方、石破総理は辞任を表明した。佐藤氏は「菅さんの説得が効いたのでは」、田崎氏は「進次郎さんの事実上サシの会談。進次郎さんとの会談で傾いていっている。それで一晩考えて最終的に決めたと思う」などとコメントした。