「誰にも言えなかったこと…」 強迫性障害との”長い闘い”

2024年11月14日放送 16:22 - 16:33 日本テレビ
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先月公開された映画「悠優の君へ」は、強迫性障害に苦しむ少女の物語。この映画を作った福原野乃花さんは、自らの経験をもとにしたという。強迫性障害とは、不快な考えやイメージが頭から離れず振り払うために同じ行動を繰り返す病気。野乃花さんに症状が表れたのは7歳の頃で、「自分は汚い人間」という考えにとらわれ手洗いを止められなくなったという。野乃花さんは認知行動療法という治療法に取り組んでいる。強迫観念が生じた時にその行動・気持ち・不安感を記録することで向き合いながら慣れていこうというもの。1時間かかった手洗いも今では長くても15分ほどになった。中尾智博教授は、100人に2~3人は人生のうちに強迫性障害に該当する状態になるので決して珍しくないと話した。強迫性障害の患者やその家族が集まる会を取材。何かを店で買った時に支払ったはずなのに盗んでしまったのではと思った、病気になったり呪われたら怖い、自分もなるんじゃないか、お風呂に入らないと家の中が汚れてしまうといって家の中で生活できず車の中にほぼ一日過ごしているなどの話が語られた。野乃花さんは症状が一番重かった高校時代の自分の経験をもとに映画を作ろうと決めた。アルバイトをしながらクラウドファンディングで資金を募り、監督、脚本を務めた。先月東京での映画の公開日を迎えた。福原さんは昔の自分に言ってあげたいけど言えないから、今苦しんでいる人に大丈夫だと言葉を届けられたらと語った。


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