NHKニュース7 (ニュース)
石破総理大臣は、高額療養費制度の負担上限額の引き上げについて、ことし8月からの引き上げは予定どおり行う一方、来年8月以降の制度の在り方については改めて検討し、ことし秋までに決定する方針を示した。制度の見直しを巡って、これまでに政府は、ひとつき当たりの負担の上限額をことし8月から段階的に引き上げるとしている。直近12か月の間に3回以上制度を利用すると、4回目から負担が軽減される多数回該当も含む。ただ、患者団体などからの意見を踏まえて方針を一部修正。長期的に治療を続ける患者の負担は据え置くことを決めている。さらにきょう、石破総理大臣は、今後、新たに病気になり、長期的な治療が必要になった人も、自己負担を抑える措置の対象から外れないようにする仕組みを設ける考えを示した。衆議院予算委員会の映像。立憲民主党・野田代表、全国がん患者団体連合会・天野慎介理事長のコメント。