報道ステーション (ニュース)
ロサンゼルス最大の劇場で行われた第76回エミー賞授賞式。映画のアカデミー賞、演劇のトニー賞、音楽のグラミー賞に相当する文化賞の一つ。日本が舞台の時代劇、日本人の出演者やスタッフたち。「SHOGUN 将軍」がエミー賞創設以来過去最多となる18部門を受賞、9人が日本人という快挙。プロデューサーでもある主演男優賞・真田広之さんは「こだわったのはオーセンティック=正統」と話す。関ヶ原の戦いの半年前を題材にした米国の小説が原作。ディズニーによるオリジナル配信ドラマで、全部で10話。制作費は1話あたり数十億円といわれている。ビジュアルだけではなく時代背景や世界観も。人間ドラマが中心となると重要になるのが言葉。言葉の部分で「SHOGUN 将軍」では画期的だった。それは真田広之さんの授賞式での挨拶に現れていた。英語ではなくあえて日本語で行った。これまでもハリウッドでも日本の時代劇が作られたが、セリフは英語が中心。ハリウッドではセリフは英語だけ、葺き替えをするのが常識。しかし今回は台詞の7割が日本語。