ひるおび ひるトピ
今回訪れたのは1804年創業のミツカン。田中史恵さんは新規商品開発のスペシャリストであり、ご当地味ポンシリーズ第2弾として開発されたのがバターと組み合わせたバタぽん。消費者が求める悪魔的なポン酢を発案したものの、バターとポン酢を合わせるとただ混ぜただけではバターの油分とポン酢が分離してしまった。また冷蔵庫に入れるとバターだけが固まった状態に。商品化するには開封する前は常温、開封後は冷蔵などの温度帯に左右されず液体の状態を維持できる技術を開発しなかればならなかった。またもう一つの難所として、バターとポン酢のバランスがあった。田中さんは、複数の食材、複数の調理方法でどれにも合うポン酢とバターのバランスを考えるのが大変だったと話した。北海道で試食メニューを食べてもらうとバター感が無い、バターが重くてくどいなど辛辣な意見が出たが、その後100以上の試作を重ね毎月北海道に足を運んだという。通常、商品開発には約3か月かかるが今回は3倍の約9か月かかったとのこと。
- キーワード
- ミツカン北海道バタぽんby味ぽん