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備蓄米の入札が今日行われる。備蓄米放出が決まった後もコメの価格は下がっていない。今回の入札で対象となるコメは15万トンで、入札できるのは年間5000トンの玄米を仕入れている集荷業者に限定。産地や品種ごとに入札が行われ、入札には販売計画などの提出が必要だという。先週金曜日、米穀安定供給確保支援機構はコメ価格の見通しを示す指数を発表。向こう3か月は高止まりが続くとの見方が示された。備蓄米放出によるコメ価格について専門家は「落札価格が60kgあたり2万3000円なら値段は下がる。2万6000円なら高止まり」などと話した。また「中食・外食に備蓄米が回る可能性があり、小売店まで十分に回らず消費者が値下がりを実感できない可能性もある」などとも話した。値下がりを実感できる時期については「6~7月」などとした。また米農家によると既に新米の争奪戦も始まっているという。政府は21万トンの備蓄米に加えてさらなる追加放出も示唆している。