すでに実用化 生活支える技術も

2024年9月13日放送 18:30 - 18:35 NHK総合
首都圏ネットワーク (ニュース)

イグノーベル賞の日本人の受賞は18年連続で、毎年人をクスッと笑わせつつ考えさせるそんな研究に贈られており、中にはユニークだけではなく私たちの生活を支えたり豊かにしたりする技術としてすでに実用化されているものもある。千葉県八千代市の駿河かおりが食事に使っているこのスプーン、実は僅かな塩分でも塩味をしっかり感じられる特殊なもの。開発した明治大学の宮下芳明教授たちの研究グループは電気の刺激で味覚がどのように変わるかを調べた研究で去年、イグノーベル賞を受賞。企業とともに研究を続けことし5月にスプーンを実用化した。このスプーンは食べ物を乗せて口に入れると弱い電気が流れ食べ物に含まれる塩味のもと、ナトリウムイオンが舌に集まる。その結果、塩分が僅かでも塩味をしっかり感じられるようになるということだ。スプーンを使い始めた駿河、腎臓病を患う夫のため結婚以来、30年近く料理に極力、塩を使わないようにしてきた。夫の症状は移植手術で改善されたが、今も夫婦で塩分を控えた食事を続けている。このスプーンは食事をより楽しめるきっかけになったという。実用化されたスプーンはこれまでに2回、数量限定で抽せんで販売されたがいずれも予定数を大きく上回る応募があった。ことし受賞した動物がお尻から呼吸する能力を巡る研究も呼吸不全の新たな治療法の実用化に向けてさらに研究が進められており安全性などを確認する臨床試験も始まっているという。


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イグノーベル賞中野区(東京)八千代(千葉)

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