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今月4日厚生労働省の中央最低賃金審議会は、最低賃金を全国平均の時給で63円引き上げる目安を示した。目安通りに引き上げられれば、全国平均は11118円と、すべての都道府県で1000円を超えることになる。しかし示されたのは国の目安で、地域によって代わる可能性がある。最低賃金は国が最低額を定めて、企業がその額以上の賃金を支払われなければならない。最も高いのは東京。最も低いのは秋田で、200円以上の差がある。下回る場合は経営者などに罰金が課される。最低賃金は中央最低賃金審議会が議論を行い、地方最低賃金審議会が地域の実情を踏まえ、都道府県ごとに字指の引き上げ額を決める。専門家は雇用調整の抑制など悪影響もあるので、バランスを取ることが必要だとしている。