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埼玉県ではウニを名産にしようとする動きがあるという。久喜市の温泉施設・森のせせらぎ なごみでは温泉が塩分を含んでいたことがあるといい、ムラサキウニは今年2月から養殖を始め、今年6月にはお客さんにも出されたという。味は市販のものと遜色がなく温泉に塩分やカルシウム・マグネシウムが含まれていることが大きいという。担当の山中さんはウニの養殖に挑戦した理由について海なし県が挑戦することは話題性があると考えたことや、ウニが大量発生し海藻を食べ尽くしてしまうことによる磯焼けが全国で問題となっていることもあるとしている。磯焼けを引き起こすウニはエサを食べられずに身がスカスカとなるため処分されてしまうものの、これを引き取ることでコストを抑えているという。
味噌メーカーのマルコメはあおさの陸上養殖を手がけているのだといい、天然のあおさが取れなくなる現状から、徳島文理大学と提携して2017年から研究を行っているという。担当の松島さんは入社1年目からあおさの養殖の研究を担ったことで味噌の開発には携われていないとも話していた。7年の研究を経た養殖あおさを使った製品は今月から展開されるという。