アキダイ 安く売る秘策

2025年10月24日放送 22:23 - 22:37 テレビ東京
ガイアの夜明け 野菜高騰の秋

アキダイの名物社長・秋葉弘道さん。野菜の不作で価格高騰が続く中、少しでも安くて良い状態で販売するため、ある工夫をしている。この日、卸売業者から届いたレタスを確認すると、既に傷みが出ていた。段ボールの中にはレタスが12個、そのほとんどが傷んだ状態だった。すると秋葉さん、それを写真に納め仕入れた卸売業者と共有する。そして、電話の相手は卸売業者、仕入れ値を安くしてもらうよう交渉する。秋葉さんは外側の傷んだ葉っぱを取り除くと、テープを撒いて店頭に出していく。中には傷みが激しいレタスも、傷んだ部分を取り除き、小さくなったものはさらに値引きして売ることに。傷みがあっても工夫することで、消費者は安く購入でき生産者の売上にも繋がる。小売店によっては、野菜が1つでも傷んでいれば他は問題がなくても箱ごと返品する場合があるという。食べられる野菜まで廃棄されれば、店頭に出る量も減り結果的に価格も高騰していく。誰も徳をしない。秋葉さんがこの道に入ったのは高校生の頃、実家の家計を支えるため青果店のアルバイトを始めた。接客にやりがいを覚え、23歳でアキダイを創業。クチコミで評判が広がり、次第に客が増えていった。
埼玉県所沢市、近隣の農家から野菜が集まってくる卸売市場。秋葉さんは、卸売業者に発注するだけでなく 自ら買付けにも出かける。時間は、市場が閉まる直前。秋葉さんは敢えて遅めの時間に来て、売り先のない野菜を安く買う。30年来の付き合いの仲卸業者とは持ちつ持たれつの関係。秋葉さんが自ら出向く市場は、東京近郊に5か所。足繁く通うことで信頼関係を築いている。安く仕入れる工夫は、他にもある。車を走らせること2時間、沼地のような場所に到着。秋葉さんが店のエプロンを付けたままの格好で訪ねたのは、レンコン農家の高田さん。2年前から市場を通さず直接取り引きをしている。信頼できる農家を見つけて契約することで、良い野菜を安く手に入れている。秋葉さんは、時間を作って生産現場にこまめに顔を出している。高田さんが、最近移転したという作業場に秋葉さんを案内してくれた。10年前に廃業したガソリンスタンドを借りて、農業機械の置き場や作業場として使っている。節目の部分から伸びている黒い髭はレンコンの根、これを切り落とし商品として整えていた。しかし、ここにも猛暑の影響が。高田さんが見せてくれたのは、切ったばかりのレンコンの断面。高温障害のものは真ん中の穴が大きくなっていた、これは養分が行き渡っていない証拠で食感が悪いため規格外となり商品化出来ない。暑い時は鮮度を保つため、レンコンを入れた発泡スチロールに氷を詰めて発送する。よく見ると、高田さんが使う箱は年季が入っていた。発泡スチロールの箱を再利用するのは秋葉さんのアイデア、生産者が負担するコストを抑えられるだけでなく店頭価格も100g当たり10円安く出来るという。店頭では高田さんとの2ショット写真を飾り、商品の良さをアピール。秋葉さんは8軒の農家と契約し、直接野菜を仕入れている。


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アキダイ 関町本店練馬区(東京)稲敷市(茨城)所沢市(埼玉)レンコン

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