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サンマの豊漁を多くのメディアが報じてきたが、いま秋の味覚に異変が起きている。きのう都内のスーパーに行ってみると、8月出始めの頃は身が大きくて安かったが、今は形が小さくなって値段も上がってきているとのこと。豊洲市場の価格では9月1週目1kg648円だったサンマ。しかし現在は1253円とほぼ2倍に。スーパーでも8月は一尾313円だったのが、10月現在一尾430円と値上がり。今年8月に取材した飲食店ではサンマの注文が殺到。8月は一尾250円ほどで仕入れていたサンマが今では300円台後半まで価格が上がっているという。2か月前に提供されていたサンマと今のサンマを比較すると、若干細く小ぶりに見える。視聴者からも「自分の地域だけかと思っていましたが、やはり高くて小さいのですね」「豊漁は「まぼろし」ってこと?」との声が寄せられた。今が旬のサンマに何が起こっているのか。専門家は「今年はここ数年の中で比べると、8月頃の漁獲量は多かったが、たまたま獲る部分がうまくいった。ここ数年は公海域を中心にマイワシが非常に多く、サンマはそれより北側のロシア水域内まで北上するため漁獲できていなかったところ、今年はマイワシの量が比較的少なかったので、サンマもそこまで北上することなく、公海域にかなりとどまっていために比較的好調であった可能性がある。いま漁場からほとんど抜けていって獲れなくなってきている」と話した。今後の価格とサイズに関し、アキダイ・秋葉社長は「本来9月はちょっと高値からだんだん安値になってきて10月はもっと安くなるっていうイメージでちょっと逆ですよね、値段が上がってこのまま終わっちゃうんだなって」と話した。
