ワールドビジネスサテライト WBS X
テーマ「AI開発競争」。アメリカのアップルが自社のAIサービス「アップル・インテリジェンス」の日本語での提供を始めた。アップル・ワールドワイドマーケティング担当上級副社長・グレッグ・ジョズウィアック氏に聞く。1980年代から創業者スティーブ・ジョブズ氏とともにiPodやiPhoneなどの開発に携わり現在はティム・クックCEO直属の最高幹部としてアップルのすべての製品のマーケティング戦略を立案している。最新モデルのiPhone16などで去年、英語でのサービスを始めたアップル。インテリジェンスは今日から日本語を含む8か国語への対応を始めた。高度な提案ができるようになったSiriにアップルのAI戦略の基本的な考え方がある。アップルは去年12月SiriへのChatGPTの統合を発表、ChatGPTのほうが精度が高い回答できるとSiriが判断すればそちらを表示する機能もある。他社の技術も活用しながらまずは誰もが使いやすいAIサービスの構築に重点を置いた。アップル・インテリジェンスではメールの文章を、友人向け、ビジネス向けなどに瞬時に修正してくれる機能や、カメラで服を撮影するとその画像から似た商品を検索する機能などふだん使いしやすいAI機能を盛り込んだ。すでに英語ではサービスが始まっている。ジョズ・ウィアック氏は「AI時代はまだ極めて初期段階にある」とした。