首都圏ネットワーク (ニュース)
今日から横浜市で始まったTICAD=アフリカ開発会議。会場では日本企業も参加して様々なビジネスを紹介している。今注目されているのが人口増加が続くアフリカ市場で、経済成長が進んでいて今後さらに成長が見込めると期待されている。横浜市でIT企業を経営する野呂浩良さんが運営しているのはオンラインのプログラミング教室で、支えているのがアフリカの若いスタッフたち。その数は全スタッフのおよそ70%にあたる13人。現地からリモートワークで日本の受講生のテスト添削などを行っている。野呂さんがアフリカに注目したのは8年前。日本が人口減少で市場が縮小する中、海外に打って出たいと頭に浮かんだのが人口が急増するアフリカ。IT政策に力を入れていたルワンダをてはじめに10か国余りでプログラミング教室を開いた。感じたのは、若い世代を中心にIT業界で働くことへの関心の高さ。野呂さんは優秀な若者を現地スタッフとして採用すれば人手不足を補うだけでなくビジネスの拡大につながると考えた。日本の受講生からの相談はまず翻訳ツールで日本語を英語にして内容を把握、プログラムをチェックする。そのうえで英語で解決方法を書き日本語に翻訳して返事をする。野呂さんはスタッフとこまめに意思疎通を図ることで不安なく仕事が出来るようにしている。野呂さんは今アフリカの若者と一緒に新たなビジネスを模索している。ルワンダの留学生ルジビザ・サマンサさんは、母国で不足する女性向け教育サービスを充実させたいと語る。野呂さんはこうした社会課題の解決につながるビジネスを展開していきたいと考えている。