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中国が米国と“パンダ外交”を復活させる。15日、チャーター機「パンダエクスプレス」で中国から米国「スミソニアン国立動物園」に貸与された2頭のパンダ(オス・バオリー、メス・チンバオ)が到着(共に3歳)。一般公開は来年1月24日予定。1941年、日中戦争の最中に蒋介石氏の妻らが日本軍との戦いを支援してほしいと米国にパンダをおくった。1972年、日中国交正常化を記念して上野動物園に初めてパンダがおくられた。現在、パンダ外交により約17の国と地域で約50頭が暮らしている。東京財団政策研究所の柯隆主席研究員は「中国はパンダをおくることで政治や経済への影響を与えたいのでは」などコメント。1972年に米国・スミソニアン国立動物園にパンダが初めておくられ米中国交正常化へ。以来50年間、中国は米国各地の動物園にパンダをおくっており、本来期限のある貸し出しも延長されている。米中関係悪化に伴い近年、中国がパンダ貸し出しの延長を「拒否」する事態も発生。最近はパンダの返還が相次いでいる(サンディエゴ、動物園、スミソニアン国立動物園、メンフィス動物園)。今回のパンダ外交の狙いは半導体。中国はこれまでの戦狼外交の結果、米国による半導体規制で苦しんでいる状況。