ワイド!スクランブル サタデー (ニュース)
政府関係者によると、トランプ大統領は自動車へのこだわりが強く、貿易赤字解消のために「もっとアメリカの車を輸入せよ」と訴えてきたという。その後のベッセント財務長官らとの協議はUSTRがまとめた貿易障壁に関する報告書をもとに進められた。アメリカ側は日本車の安全基準を見直すことなど要求を並べてきたが、日本車にかかる25%の関税を引き下げるつもりがあるのかなど、日本との交渉の方針は確認できなかったという。また日本への輸出を拡大したい農産物の品目に牛肉やコメ、魚介類、じゃがいもなどを列挙し、関税以外の障壁や制約を取り除くことも求めてきた。赤沢大臣はこうした指摘に「優先順位をつけて示してほしい」と述べたという。月内で調整される2回目の協議に向け、政府は交渉材料の洗い出しを急ぐ考え。