イラン攻撃…急転直下の停戦 トランプ氏 決断の陰に何が?

2025年6月29日放送 8:00 - 8:04 TBS
サンデーモーニング (ニュース)

軽快なメロディーに乗せ“イランを爆撃”と歌われる曲を、トランプ大統領が自身のSNSに投稿。アメリカによる攻撃から2日後、イスラエルとイランの停戦合意を発表し、世界を驚かせた。極秘作戦「ミッドナイト・ハンマー」は21日の午前1時に開始され、B2爆撃機がイランに向けて飛び立った。17時間後、トランプ大統領はホワイトハウスの地下にある作戦指令室へ入った。午後6時40分、アメリカ軍はバンカーバスターなどを使い、イランの3か所の核施設を攻撃。衛星画像が捉えたフォルドゥの核施設には、攻撃の後、地面に6つの穴が開き、イスファハンでは巡航ミサイル「トマホーク」で建物が広範囲に破壊されているのが確認できる。この直後からアメリカはイランとイスラエルに停戦を働きかけていた。2日後にはイランが報復攻撃を行うが、事前にアメリカ側に通告した上でのことだった。イスラエルのネタニヤフ首相は「トランプ大統領に感謝」、イラン最高指導者のハメネイ師は「我々の勝利を祝福」などと述べた。上智大学の前嶋和弘教授は、トランプ大統領が自分の支持層が割れない線を考えながら、最初からゴールをみてやっていたと分析。トランプ大統領は25日、「あの攻撃が戦争を終結させたのだ」などと述べた上、広島、長崎への原爆投下になぞらえ正当化。一方で、核施設についてはニューヨーク・タイムズが「完全に破壊できていない」と報じた。「攻撃は核開発を数か月遅らせただけ」との情報機関の見方を報じたメディアに対し、トランプ大統領は「CNNによるフェイクニュースだ」と述べた。


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