インドネシア 精神疾患ある人に支援の手を

2024年7月20日放送 4:39 - 4:46 NHK総合
国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL

統合失調症など精神疾患のある人々を巡る問題について。WHOによると2019年の時点で精神疾患がある人は9億7000万人としている。こうした中国際人権団体は医療的ケアが十分でなく自宅で家族らが鎖をつけて拘束するなどのケースが世界の60の国と地域で確認されたとしている。このうちの1つインドネシアでは重い精神疾患がある人が約49万人と推定されている。
外国人にも人気のリゾート、バリ島、観光地から離れると島の別の表情が見えてくる。男性は足を鎖でつながれ統合失調症を発症して以来歩き回り度々行方不明になるという。男性の母親は苦しい胸の内を明かした。精神疾患のある人を自宅で拘束する行為はバリ島だけでなくインドネシア各地で行われてきた。インドネシア政府は非人道的だとして1977年に拘束の禁止を通知。しかし精神疾患のある人の治療はいまだ不十分。インドネシア大学・アニサ講師は支援の手が届かない中で家族が追い込まれ、拘束が続いていると指摘。一方支援団体の働きかけで自宅の外で活動できるようになった人もいる。そのスリナディさんのケースを紹介、治療を続け仕事ができるまでに回復した。取材を行った記者によると偏見の根深さを私的、精神疾患を科学的に捉えず「呪い」「神からの罰」と信じている人も多いという。


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