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インド総選挙について三田村支局長が解説。今回インド人民党が過半数割れとなったが、5月に入ってからモディ首相の演説でヒンドゥー至上的な発言が目立つようになってきたことや、与党がこれまで大票田としていたヒンディー・ベルトと呼ばれるヒンドゥー語主体の州でも大幅に議席を減らしたことがモディ政権にとって痛手になったとみられる。インドでは都市部で若者の失業問題が深刻で、若者が与党離れをしたことも考えられる。ILOによると2022年の大卒者の失業率は29%に及んでいる。農村部でも貧困が深刻で、農家の生産性の低さが課題となっている。2015年の貧困率は13.4%程だったが、2022年には5%に現象した統計もあり、モディ政権は貧困削減に努めてきたことがわかる。経済政策や外交政策にただちに影響はないと専門家はみている。