午後LIVE ニュースーン (ニュース)
今月24日でウクライナ侵攻から3年。停戦に向けて、アメリカとロシアの間で話し合いが行われた。合意できた主な点と合意できなかった点を紹介。合意できたのは、停戦実現へ道筋を模索する米ロ高官級の交渉チーム設置、米ロ在外公館の活動正常化などへ協議のしくみづくり。合意できていないのは、対面での米ロ首脳会談の日程。アメリカのFOXニュースの記者は、和平案の枠組みには3段階あり「ウクライナの大統領選挙の実施」が含まれていると伝えた。トランプ大統領はウクライナのNATO(北大西洋条約機構)への加盟、ウクライナの領土の全面的な回復には否定的で、G7(主要7か国)の首脳会議にロシアを復帰させG8に戻すべきとも主張している。アメリカのルビオ国務長官は「すべての関係国が譲歩すべき」と強調しているが、ロシアは強硬姿勢を変えていない。軍事侵攻の被害者であるウクライナが二の次では、反発を招くのは当然。ゼレンスキー大統領は繰り返し不快感を示していて、アメリカとウクライナの間だけでなくアメリカとヨーロッパの間でも不信感が深まっている。イギリス・スターマー首相は、「まずはアメリカがウクライナの安全を保証することが欠かせない」とくぎを刺している。