ワールドビジネスサテライト (ニュース)
きょう、坂井防災大臣と面会したのはエアビーアンドビーのブライアン・チェスキーCEO。自然災害が発生した際、緊急避難先となる宿泊施設を支援確定から24時間以内に提供すると報告した。なぜ日本を選んだのかということを聞くと、「日本は自然災害が多く発生しているし空き家やセカンドハウスが多く存在して避難先としてとても適している」からだという。また緊急避難先として民泊施設を使う利点もあるという。石川県金沢市にある古民家を改修しエアビーで貸している馬渕マリカさんは去年にエアビーからの要請を受け、被災者を受け入れた。去年の元旦に発生した能登半島地震で利用したのは3人の子どもを含む被災者だった。家が半壊したため、こちらの宿におよそ1か月滞在していた。通常のホテルに比べ食器や家電が揃っていることから、被災前の日常に近い生活ができたのではないかと馬渕さんは振り返った。一方、エアビーが日本市場のさらなる開拓に向けて注力する新たなサービスもあり先月ロサンゼルスで発表したのが個人の技能を仲介するスキルシェアサービスの導入である。宿泊者以外も使用可能で、利用者はプロのカメラマンに写真撮影を頼んだりオリンピックのメダリストとハイキングしたりするなど旅行先で付加価値のある体験ができるという。「宿泊施設の提供」と「サービス」「体験」を組み合わせることで相乗効果を生み、新たな利用者の獲得につながることを狙っている。