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買い注文が一色となった東京市場は全面高の展開となった。平均株価は取引時間中としては3日ぶりに節目の5万円を回復した。相場を押し上げたのはアメリカの半導体大手「エヌビディア」の好決算で、業績見通しなどが市場予想を上回った。Ai向け需要が今後も広がるとの見方から半導体関連の銘柄などに買いが集まっている。一方、円相場では円安が加速している。一時1ドル157円台前半と今年1月以来の安値をつけた。片山財務大臣はきのう、日銀の植田和男総裁との会談後、「為替について具体的な話はしていない」と述べたことで、政府・日銀が円安の是正に動かないとの見方が強まった。一方で市場関係者の間では日本と中国の関係悪化を心配する声が広がっていて、株式市場のリスクになっていて円にもマイナスに働くとの見方が出ている。平均株価の終値と円相場の現在の値を伝えた。